『東京里帰りプロジェクト』について、ご協力のお願い


代表の阿真です。


ブログのバナーに気づいてくださった方、いらっしゃいますでしょうか?


私達『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会は、
現在、『東京里帰りプロジェクト』に協力しています。


『東京里帰りプロジェクト』とは、
「寒い被災地にいる妊婦さんや赤ちゃんに一刻も早く
安心できる環境・温かいお部屋と食事を!」をスローガンに、
東日本大震災で被災され、東京に避難を希望する(実際に避難されている)
妊産婦さんが東京に避難し、安心して産前産後の生活を送れるよう、
東京都助産師会を母体として始動したプロジェクトです。
(すでに東京に来られた妊産婦さんを受け入れています)


被災地では、車の中や暖房のない場所で
連日寝泊まりしている妊産婦さんが大勢います。
食料不足のため母乳がうまく出ず、しかしながらミルクも十分に与えられない
環境下で、赤ちゃんに十分な栄養が行きわたらなかったり、
また、流産や出産のリスクが
高まったりしてしまう悲惨な状況が続いています。


このプロジェクトは、助産師が産前産後の生活を
ボランティア家庭と協力してお手伝いすることで、
被災地の妊産婦さんが実家に「里帰り」するような気持ちで
安心して過ごせる環境を提供します。


被災地の妊産婦さんはリスクを負っているため、
基本的には都内の産婦人科での出産となります。
産後入院を含む、産前産後のケア(健診など)を助産院で承ります。
リスクを減らすために、産前産後の休養は不可欠で、助産院ではあたたかい
お部屋とお食事、そして助産師によるケアを受けられます。


東京都内にある25ヵ所の助産院では、常時、産前産後の方
約50人の受け入れが可能です。


助産院では約1週間から1ヶ月間、助産師常駐の快適な環境のもと、
温かい雰囲気で心身ともにリラックスして過ごすことができます。
一定期間滞在後は、
1.助産院と提携を結んだ一般協力家庭に移り、ホームステイ
2.行政・企業が準備する施設に入居
の形で数ヶ月間の都内滞在を続け、その間、
助産師が定期的に訪問し、ケアを行うというプロジェクトです。


詳細は
東日本大震災被災妊産婦さん支援
『東京里帰りプロジェクト』
公式HP: http://www.satogaeri.org/
ツイッターhttps://twitter.com/#!/satogaeri


『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会は
「母親の不安を減らし、ちいさな命を守りたい」という活動です。
現在、このプロジェクトに全面協力しています。


石巻日赤に行って帰ってきた助産師さんからの情報ですが、
避難所に妊婦さんがいなくなった、とのことでした。
避難所では感染症の危険も高く、車の中で生活されているような
妊婦さんが増えているとのことでした。
ますます情報が届きにくくなっています。


また東京にたどり着いた妊婦さんたちも味の素・東京武道館
ビッグサイトとそれぞれいらっしゃるようですが、
都も把握できていないのが現状で、
東京都助産師会の有志の助産師が足を運んでいるところです。
(つい先日までは会うことすらかなわなかったのですが、
その点、改善されました)
東京にたどり着いた妊婦さんは皆さん、産む場所が決まっていません。
住む場所と産む場所を妊婦さんと相談しながら、
プロジェクトを進めております。

プロジェクト周知のご協力など、是非、宜しくお願いいたします!