横浜市での講座終了しました。


代表の阿真です。
今月19日(水)は、
横浜市健康福祉局医療政策課こども青少年局
こども家庭課合同企画による


地域で子育てを支える市民向け講座・
こんにちは赤ちゃん訪問員研修
子育て支援のために 知っておきたい小児医療』

でした。


参加者は630名。
うち600名がこんにちは赤ちゃん事業の訪問員の方とのこと、
でした。


横浜市小児科医会副会長・吉田先生から
「かかりつけ医の役割と小児救急の現状」を1時間。
ベネッセで制作し、横浜市で配布になっている
小児救急の冊子をもとに
熱・咳・下痢・嘔吐・けいれんなどについて
救急に行くべき時の見方をお話くださいました。


吉田先生のお話の冒頭は
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明日まで待てる患者は、翌日かかりつけ医にかかるのがベスト!
なぜなら・・・

1.軽い病気で来院して重い病気をうつされる
2.病気は時間がたたないと正確な診断ができない
(タイミング良く☆)
3.救急にたくさん軽症の患者が押し寄せると、本当に
受診が必要な患者に時間をかけられない
4.小児科医の疲弊:小児救急拠点病院の深夜業務

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この部分!!!これを変えたくて、
知ってほしくて、私たちは活動しているんですよね。

と改めて二重線をひきながら、納得、のお話でした。


髄膜炎の子がいまだにこんなに毎年出ているのは、
アジアでは日本と北朝鮮だけ」の先生の発言に
「えーーー」と会場のこんにちは赤ちゃん訪問員の方々・・・。


WHOで無料接種化を1998年に勧告、
現在、世界の”94カ国”で定期接種化されていますので・・・。
94か国です・・・。


私からは
なんの病気なのか、親が診断する、という活動では決して、ない。
診断は医師。
親は家でみていても大丈夫なのか、をみられればよい。
親は観察し、伝達する。


親の”いつもと違う”に小児科医は耳を傾ける。
その子のいつもを知っているのは、親。
日頃を知る親の目と専門的な医療者の目、
両方の目で守っていく。”いつもと違う”がわかるには、
いつもを知ること。”子どものいつも”を知ろう。見て触って感じて。


といったいつもの私のお話に加えて、
「生後3か月未満の発熱は救急へ」ということを伝えられてない現状、
いやだからこそ、
新生児の訪問時にはこういったことを伝えていただきたい、

病気の冊子や#8000のリーフなどは一言そえて
お渡しいただきたいこと、などをお話しました。


また
「ここのところの講座はポリオの不活化ワクチンについての
質問ばかりです。」と言うと、
600人の首が一斉に縦に。日々回答に困ってきた様子が
見てとれました。

早急に解決してほしい問題です。


生後1〜2ヶ月の新生児とそのお母さんを訪問することが
ほとんどのこの事業、とても大切な役割を担っていると
思います。
これからも、母子のために、支えとなる情報や
繋がりを作っていただけるよう、願っています。

私たちは
活動開始4年半、これまでに講座は47回、参加者1328人の父母
お伝えしてまいりました。


皆さんの熱意・協力があったからこそ、の数。
でも全体から見たら、まだまだです。
これからも宜しくお願いします!