2月5日(日)会員限定勉強会を終えて

こんにちは。まやこ@調布です。
2月に入って、まだまだ寒い日が続きますね。
インフルエンザが猛威をふるっていますが、皆様大丈夫でしょうか?


さて、先週末5日(日)は、会員限定の勉強会でした。
20人くらいの参加者で、パパとお子様も一緒に家族で参加してくれた会員もいました。


内容は、前半が杉並消防署の方のお話&蘇生人形・AEDを使った実技
後半が、会の会員でもあり、病院のNICUに勤務されている小児科の看護師さん(3人のお子さんのママでもあります)からのお話。


以下、お話を聞いて、心に残ったことです。


杉並消防署の救命士さんのお話は、医師、看護師さんとは異なり、
救急の現場での出来事ややり取り、事例などが聞けて参考になりました。


小さなお子さんがいる家庭で注意してほしいこと。
・洗面台の下の棚に置いてある風呂用洗剤は緑や黄色などの色がついているので、おいしそうに見える。
・ママが洗濯物を干しているときに、ベランダの窓のカギをを子どもが閉めてしまって、消防署が対応することもある。
・ベランダには、洗濯カゴなどの踏み台になるものを、置きっぱなしにしないこと。
(同じく、洗濯カゴ等を踏み台にして、運転中の洗濯機に落ちてしまう事故もある。)
・お風呂の浴槽にお湯を張ったままにしている家庭は、必ず浴室のドアを施錠しておくこと。
(子どもに「お風呂のとき以外は入って遊んでははいけない。」としつけることも大事。)
・子どもが小さいうちは、テーブルクロス・電気ポットは使わないほうがよい。
→キッチンでやけどを負うリスクを、抑えるため。
また、子どもの火傷は重症化しやすく、特に関節に重篤なやけどをしてしまうと
成長とともに手術が必要になり大変だということでした。


そして、「迷ったら#7119」のお話。東京消防庁のいいシステムだと思っています。
救急車が適正に利用してもらえるように、多くの人に知ってもらいたいとさらに感じました。
先日の大雪の日は、都内で救急車が到着まで1時間20分ほどかかったことや、
119に電話するときは焦ってしまうので、電話のところに住所と電話番号を書いて置くことが必要だと思いました。


AEDの実技では、赤ちゃんと子どもの蘇生人形を使っての心臓マッサージと人工呼吸、
そして訓練用のAEDを使用して機器の使い方を教わりました。


◆こちらの講習でのポイント
・何かあったときは、まず大きな声で助けを呼ぶ。
・人を集めたら「あなたは119通報してください。」「あなたはどこどこからAEDを持ってきてください。」
と、具体的に指示を出して、お願いすること。
・日ごろから、自分の家の近所にはどこにAEDが設置してあるのか、調べて知っておくこと。
・人工呼吸をすることが難しそうであれば、とにかく心臓マッサージだけで続けたほうがよい。


今まで、AEDが設置してあるのは何度か見かけたことがありましたが。触るのは初めてでした。
実際に使ってみて、
パッドを貼り付ければ、機械が音声で心臓の様子を調べ教えてくれるので
(「電気ショックを与えるので離れてください」とか、「心臓マッサージを続けてください」など、
その時々で必要な対処を教えてくれます。)
急を要するときはAEDが有用だとつくづく感じました。
(ちなみに以前は1歳以上でなければ使えませんでしたが、現在は1歳未満の赤ちゃんに対しても
使えるようになったそうです!)


後半の看護師さんからのお話は
赤ちゃんの具合が悪くなったときに、緊急を要することなのか、経過を見ていて大丈夫なのか、
その見極めのポイントを教えていただきました。
私たち親は、医療の専門家ではないので、子どもの病状を見て、診断をつけることは
もちろんできないし、できるようになる必要はないと思いますが
「これくらいの症状なら、今(夜間に)救急でかからなくても様子を見て翌朝受診すれば大丈夫。」
という判断が少しでもできるようになれば
子どもにとっても親にとっても、医療者(医師や看護師、救急の方)にとっても良いことだと思います。
(それは、会が目指しているところの一つでもあります。)


今日はいっしょに参加しなかったわが子も、以前に救命法のお話は聞いたことがありますが、
次回はぜひ家族や近所の方と一緒に経験しておきたいです。
今回の講座とても身になるお話、実技でした。ありがとうございました。